高畑裕太 強姦事件について思うこと

私たちは映像制作に携わる仕事である。そして渋谷という日々色々なできことが起こる場所にいる。でも、今回の強姦は許せないと思う。暴力で弱いものを制圧し、女性の大切なものを奪い取る。その奪われるものが女性にとっては命と同等の価値のある人もいる。今日の朝モーニングショーを見ていたら、メインキャスターがこの事件をこんな風に語っていた。「これだけの仕事を抱えていると、行動も自覚を持つことになるし、何かをした場合、自分一人の人生が狂うのではなく、これだけの人に迷惑がかかるというのは、もう20歳も過ぎてますし…」とコメント、自身も“迷惑”を被る一人でもあることから、険しい意見を述べたということだ。でもよく考えてみるべきであるこの強姦された女性のことを。また続々と母親を激励するメッセージが芸能界からネットで溢れている。私も映像に関わるものとして暴力を描くこともあるかもしれないが、暴力は被害者の気持ちになるということを肝に命じている。24時間テレビ「愛は地球を救う」で高畑はパーソナリティに選ばれていたそうである。降板は当然で、作り直しも当然。でもまずは「降板や差し替え」「周りの迷惑も考えろ」という前に、この卑劣な行為を徹底して批判すべきで、被害者へのいたわりのメッセージをすべきだと思う。それなして「愛は地球を救う」というメッセージは届かない。高畑裕太の強姦も憤るが、先のキャスターの「周りの迷惑を考えろ」は、もっと憤る。そして母親頑張れとメッセージされた方々も自分の母親、妹、娘が強姦にあったらと考えて発言すべきだ。そして横山ヤスシさんの息子が暴力を起こし、ヤスシさんが自らを処した時、「そこまですることはない、あなたに責任はない、頑張れ」とメッセージすべきだったのではないか。みのもんたさんの息子の窃盗の時も自らを処した。その時に「みのさん頑張れ」とエールを送ったのだろうか。もし今回強姦を受けた方が思いつめ、悩みの淵から出られなかったら、そんな風に考えてみるべきだと思う。

私は一映像関係者として、番組構成の被害ではなく、被害に遭われた方の心中を察し、お見舞いを申し上げたいと思う。

記hirashita