ポケモンGOとVR360度映像

ポケモンGOが日本でスタートして1週間あまり。私は、渋谷原宿で映像の仕事を日々しているが、集団でスマホに夢中で歩き回る姿は見かけない気がする。少なくとも日本上陸前に、テレビで取り上げられた米国ニューヨークのセントラルパークのように、取り憑かれたような人々は見かけない。しかし、実際に多くの人がアプリをダウンロードしたのも事実だと思う。

映像は撮る人が任意に選んだ情景を写し取るものであり、そこには大なり小なり意図が介在する。最近一般的になってきたVR360度映像は、左右・上下360度、見る側の興味で映像を選択できる。つまり通常の映像ではポケモンGOに熱中している人たちを撮影しブームを強調するのだが、VR360度映像は、その熱中の光景も写しながら背後には、今までと同じように通行する人、話に夢中になる人、アイスクリームを食べる人などが同時に映し出されることになる。先日あった東京都知事選も360度見られれば、候補者の周りの情景と観客の表情も読み取ることができ、選挙演説の雰囲気と熱さえも伝わるかもしれない。

VR360度映像はエンタティメントの側面で注目を集めているが、ニュース映像は上記のようにカメラマンの意図のみではなく、個々人の全体把握と判断が可能な映像になるのではないかと考えられる。VR360度映像はまだ途についたついたばかりの映像手法である。今後、エンタティメントはもちろん、ニュース・スポーツなどいろいろなコンテンツとして発展するのではないだろうかと思う。

 

記 hirashita