リザとキツネと恋する死者たち 続編プログ

staff_sub1_photo2以前ブログに載せた「リザとキツネと恋する死者たち」が、日本全国に広がりある。私かこのブログで紹介した時の上映館は、東京一館のみであったが、今日上映館を確認したら、北は北海道から南は九州まで10館以上の上映館になっていた。この映画、静かに受けている。きっと沖縄の桜坂劇場までまで広がり(私の予感)、日本を縦断することになると思う。これは、渋谷原宿で映像制作を63年間にわたり作り続けている会社にいる人間の予感である。

この映画は、日本のポップ音楽の愛好家でもあり、現役のCM監督でもあるウッイ・メーサーロシュ・カーロイ監督の、長編映画デビュー作である。監督は日本通らしく作品の随所に彼の解釈の日本が映し出される。今ままでも、海外の監督描く日本があったが、それらは作品の中で妙にモノクロームで中国風の日本を、何度も見せられた。この監督の日本像はとてもポップで、70年風の日本が描かれて、とても新鮮でカラフルなイメージを受ける。また以前のプログで紹介したトニー谷ならぬ、映画の中では亡霊のトミー谷なる日本人歌手の歌う歌謡曲も70年ポイのだ。いわゆるユルーイのだ。でもそれが亡霊と連続で起こる殺人事件をとてもユーモラスにしている。

そもそも映画の背景は1970年代のブダペスト。ブタペストは70年代はもちろん共産主義国家であったが、映画では資本主義体制として描かれている。しかし、警察は高圧的で、主人公リザ(モーニカ・バルシャイ)が拷問同様に尋問されている場面から始まるのは、ブタペストでは受けるのだと思う。ストーリーはインーネットのHPで見て欲しいので割愛するが、少し冷めたカップル、一人映画で楽しむには絶対と言えると私は思う。全国の映画ファンの方、是非ともご覧いただきたい一本である。

記hirashita