神宮前1丁目シネマ第二回目上映会

神宮前1丁目シネマ

神宮前1丁目シネマ

1月30日、当社の主宰する「神宮前1丁目シネマ」上映会を開催する。年頭の上映の作品は、2004年・野澤和之監督作品「HARUKO」と2008年・栗原加奈子監督作品「ブラジルから来たおじいちゃん」の二本を上映する。上映後には、お二人の対談も開催される。ちなみに、野澤和之監督はインタナシヨナル映画の現役監督である。

ドキュメンタリー映画「HARUKO」についての概要は、中曽根康弘元首相の感想が内容を語っている。下記に添付する。

中曽根康弘氏 「HARUKO」評

「親というものは、かくも逞しくなれるのであろうか。度重なる逆境に耐え忍びながら、愛する子を守るためにわが身を削って働く姿、限りなく溢れる、温かくも悲しい情愛、私は驚嘆と郷愁の念をもってこの作品を観た。時代の激流に翻弄され、一家離散の憂き目に会った、ある在日家族の過去と現在が、全ての脚色を排して赤裸々に綴られている。母と子の間で交わされる率直な会話が、観客に強烈な印象を与えるとともに、在日家族の世代間における価値観の微妙な揺れも垣間見られて深く考えさせられた。異国の地に暮らす一家族を捉えたドキュメンタリーだが、親子の絆の潔さ、人間のもつ底力の壮烈さという普遍的テーマについて一考させられる作品である。」

とある。

野澤和之氏の作品は、社会の弱者、政治的題材を取り扱いながらも、その根底には、どん底にありながらもその状況の中だからこそ出会える幸せを描いている。格差社会といわれる現代、底辺で蠢く人達も、その中で出会う喜びは必ずある。幸せとはお金や環境で測れるものでなく、その人達の心の有り様と、自分の愛する人や、理想のために生きることではないかと考えさせられる作品が多い。幸せには格差はないと作品は語りかけてくる。

百聞は一見に如かず。是非とも二作品に出会って欲しい。

 

記hirashita