野澤監督とクリオンの人々とが、一緒に紡ぐ物語

ドキュメンタリー映画の魅力

こんにちは。 ご無沙汰しております。インターンの根本です。

 

 

ドキュメンタリー映画

前回、弊社の創立者・陸奥イアン陽之助が監督した、ドキュメンタリー映画『日本敗れたれど』 について紹介しました。

私自身、ドキュメンタリーというと、『プロジェクトX』だとか、『情熱大陸』だとかくらいしか 見たことがありませんでした。

インタナシヨナル映画でインターンするようになってから、意識してちょっと見るようになりました。

 

ノンフィクションの世界に生きる人の動きを見るからこそ湧く、親近感や共感を覚えやすいのが、

やはりドキュメンタリー映画のいいところだと思います。

 

また、映画の題材や時代背景にも関心を持つきっかけを与えてくれます。

だから、それを自分の現状と重ね合わせて見てみると、有意義な鑑賞になる。

これって、すべての動画制作において共通の課題だな~と思って、

社員の人たちに好きなノンフィクションやドキュメンタリー映画について聞いてみました! 

その流れで、今日はその中からいくつか勝手に紹介します!!

 

 

(1)それでも僕は帰る

非暴力を抵抗運動を先導する二人、加熱する民主運動、それでもなお続く政府軍の容赦ない攻撃。 2012年2月、非暴力運動はとうとう武装闘争へと転換していく。そして、その戦いは今なお続いてます。

非暴力を抵抗運動を先導する二人、加熱する民主運動、それでもなお続く政府軍の容赦ない攻撃。
2012年2月、非暴力運動はとうとう武装闘争へと転換していく。そして、その戦いは今なお続いてます。

2011年からのアラブにおける民主運動--その背景には反政府運動における犠牲、特にシリアは凄惨な状況下です。

この映画は、シリア人監督タラール・デルキが、2011年の夏から反対派の拠点のひとつであるホムスで

活動する2人の青年を命がけで撮影したものです。

現在、映画会社ユナイテッドピープルさんが、これを日本で上映するためにクラウドファンディングで協力者を募集しています。

なんとか上映されてほしいものです。

 

4月号のSAPIO(サピオ)で、「戦いたがる若者たち」に関する特集がありました。

戦地へ行きたがる若者たち--時々、メディアで聞かれるようになりました。

血のやりとりを愉しむ人間はいつの時代にもいるが、その事実は明るみにはでない。

なぜそれを隠すのだろう。 隠すから、隠されたものに好奇心を覚える者がいるのではないか。

殺戮や戦争のコンテンツが流行るのも、その一側面がありそうです。

 

村上龍の『希望の国のエクソダス』や、TVアニメ化もされた城平京の『絶縁のテンペスト』のように、

歪んだ平和に対する疑問が提示される作品もそんな現代を映している気がします。

しかし、戦場の戦慄や切迫感と、歪んだ平和―――― 果たして、どちらが恐ろしいでしょうか。

そんな考察を避けられない時代だからこそ、

「それでも僕は帰る」のような映画を観る意義はますます高いのだ、と思います。

『それでも僕は帰る』PV

 

 

(2)パプーシャの黒い瞳

 

史上初のジプシーの詩人

史上初のジプシーの詩人

文字はガジョ(部外者)の呪文、悪魔の力。それが旅を憩いとするジプシーの文化。

しかし、ヒロイン・パプーシャは文字に魅せられる。

ある男との出会いが、彼女自身だけでなく、ポーランド文学史、ジプシー社会の運命を揺るがす物語。

これは私が最近、岩波ホールで見た映画です(笑)

 

『パプーシャの黒い瞳』は、ドキュメンタリー映画ではありませんが、実話に基づいた作品です。

これが現実世界の風景なのか!? というほどに美しいモノクロの映像も見どころです。

ジプシー出身の詩人ブロニスワヴァ・ヴァイスを描いたドラマです。

『パプーシャの黒い瞳』

PV https://www.youtube.com/watch?v=UlpdCisW2Mw

 

 

(3)クリオン・ディグニティ

『クリオン・ディグニティ』の映画監督・野澤和之氏は 文化人類学を学んだ経験から、

文化・社会の周縁にいる人々を見つめる作品を多数制作してきました。

代表作『HARUKO』『マリアのへそ』『61ha絆』など

代表作『HARUKO』『マリアのへそ』『61ha絆』など

フィリピン共 和国にあるクリオン島。 かつて世界最大のハンセン病療養施設があった。

ハンセン病にかかり、療養所に送られた人々はつましい生活をしていました。 現在の彼らは、内に何を秘めてるだろうか。

そんな問いを胸に、野澤和之監督は島の周辺を歩きます。

彼は、ミュージシャン、子供たち、主婦、クローセェ編みする人、前市長など、多くの人々と出会います。

監督と現場の人々とが一緒になって紡ぐ物語! これこそドキュメンタリー映画の真骨頂です。

また知られざるハンセン病患者と戦った人々の姿を、映像を通して見ることが出来ます。

 

近日公開です! 上映は、弊社から近くにあるカーサー・モーツァルト(明治神宮前)で行います。

『クリオン・ディグニティ』

PV https://www.youtube.com/watch?v=0W55tyiTywA&app=desktop

 

野澤監督は、『61ha絆』について以前ブログで触れたときにも紹介させていただきました。

『61ha絆』も、ハンセン病にかかりながらも懸命に生きた夫婦のドキュメンタリー映画です。

 

紹介した3作品のうち2つがまだ未公開という、書いてる本人もびっくりなことになりましたが、

今日はこのへんにしておきます(笑)